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『フェスピック・2006』
クアラルンプール大会開催にあたり |
ザイナル・アブ・ザリン、
アジアパラリンピック協会長に聞く |
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フェスピック(FESPIC)って? | クアラルンプールでの開催
| 日本人にもっと知ってもらいたい |
| 「10th Asia Paralympic Games」| 小さなサポートが大きなサポートに
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|『フェスピック2006』の競技種目 | |
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| フェスピック(FESPIC)って? |
身体障害者のスポーツの祭典“パラリンピック”は、オリンピック開催後に「もうひとつのオリンピック(Parallel
Olympic)」として開催される何らかの障害を持ったアスリートたちの競技会で、シドニーやアテネだけでなく、長野で開催された冬のオリンピックでの日本選手の活躍は、身障者の皆さんには勇気とスポーツへの期待を、それ以外の多くの人々には感動を与えてくれた。“パラリンピック”が世界的に認知されるにつれて、オリンピックと同様に世界の頂点を目指す身障者アスリート達の闘いの場となっていった。
“フェスピック”は一般の人々の障害者への理解を深め、障害者相互の理解と友情を深め、スポーツを通じて障害者のリハビリテーションを促進することを目的に、大分県の社会福祉法人『太陽の家』元理事長の故中村裕博士が提唱して、「保護より機会を」、言いかえれば、障害者の社会参加をスローガンに東アジア・東南アジア・南大平洋諸国における障害者のスポーツ普及を目指し発足した。第1回フェスピック大会は1975年、大分市と別府市で催され、2002年には40余りの国と地域から選手役員約2,400名を集めて韓国の釜山で第8回フェスピック大会が催された。
その第9回の『フェスピック・2006』が来年、クアラルンプールで開催される。さる6月1日に行われたマレーシア日本人商工会議所(JACTIM)からマレーシア・パラリンピック協会へのRM12万の寄付は、フェスピックに出場するマレーシアの選手や練習仲間の障害者達への大きなバックアップとなる。
開催を1年5ヶ月後にひかえ、ザイナル・アブ・ザリン、アジアパラリンピック協会会長にお話を伺った。会長はにこやかな笑顔とあたたかい握手で迎えて下さった。 |
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| クアラルンプールでの開催 |
| 『日馬プレス』 |
来年クアラルンプールでフェスピックが開催されますが、参加国・参加選手はどのくらいになるとお考えですか。 |
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| 会 長 |
前回の第8回釜山大会は加盟45ヶ国中43ヶ国、2,000人以上の選手が参加しました。第9回クアラルンプール大会は東アジア・東南アジア・南大平洋諸国だけでなく、中央アジア・中東の国々にも加盟を呼びかけており、60ヶ国、4,000人以上の参加を期待しています。 |
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| 『日馬プレス』 |
競技種目は何種目になりそうですか? |
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| 会 長 |
前回の17種目にテンピン・ボウリングとセーリングを加えて19種目の予定です。実際にはもっと多くのスポーツが行なわれており、今後もさらに多くのアスリートが参加できるよう種目を増やしていきたいと考えています。 |
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| 『日馬プレス』 |
競技種目の中にボッチャという耳慣れない種目があるのですがどんな競技ですか。 |
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| 会 長 |
ボッチャは、白いターゲットボールに、赤いボール6個と青いボール6個をそれぞれ投球し合い、白いターゲットボールにどれだけボールを近づけられるかを競う競技です。運動障害の為ボールが持てない人は補助者が投球補助具をが持ち、競技者の指示に従いねらいを定めます。これがそのボールです(と言って実際のボールを見せて下さいました)。 |
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| 『日馬プレス』 |
クアラルンプール大会の詳細について教えて下さい。 |
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| 会 長 |
まだ正式な発表はしていませんが、2006年11月21日から12月1日までの11日間、メインスタジアムはブキッ・ジャリルを予定しています。 |
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| 日本人にもっと知ってもらいたい |
| 『日馬プレス』 |
クアラルンプール大会開催にあたりマレーシアにいる日本人に伝えたいことはありますか。 |
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| 会 長 |
実はフェスピック第1回大会は1975年に日本の大分県で中村裕先生という方の尽力により開催され、現在の会長も畑田先生という日本の方です。クアラルンプール大会が9回目になるわけですが、節目である10回目は日本で行われる可能性が高くなっています。また、フェスピックとしての大会の開催はクアラルンプール大会が最後になります。今後、フェスピックとアジア・パラリンピックは統合され、「10th
Asia Paralympic Games(第10回アジア・パラリンピック競技会)」として再スタートする予定です。フェスピックの活動が日本で始まり、クアラルンプールで一旦区切りを迎え、さらに日本で再スタートを迎えるということを日本人の皆さんに関心をもって知ってもらい、さらに理解を深めてもらうきっかけになればと思います。最期のフェスピックとなるクアラルンプール大会は歴史的にも大変意義深い大会になると思います。 |
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| 「10th
Asia Paralympic Games」 |
| 『日馬プレス』 |
フェスピック協会とアジア・パラリンピック協会が統合されるということですが、フェスピックが障害者のスポーツを通した社会参加を目指すのに対し、パラリンピックはエリートスポーツの推進が目的とされていますね。ちょっと異質な感じがします。 |
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| 会 長 |
新しく出発する「10th Asia Paralympic
Games」は、幅広い意味でフェスピックとパラリンピックの両方の要素を含んでいます。「10th Asia Paralympic
Games」そのものはフェスピックのチャンピオンシップと考えていただくとわかりやすいと思います。一方で、地域別・種目別・ジュニア大会など小規模の大会を増やしていき、よりたくさんのアスリートが参加できるように計画する予定です。 |
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| 『日馬プレス』 |
少しでも多くの障害をもつ人達がスポーツの楽しさを知り、多くの人々と知り合い、親しくなる──その結果、リハビリテーションにもいい影響が現れるとしたら素晴らしいことだと思います。障害のある皆さんも、わたしたちふつうの人(健常者)と同じ社会のメンバーなんだ、と感じられる社会になって欲しいと思います。 |
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| 会 長 |
障害者がスポーツをするためには、障害者自身の努力も必要ですが、指導者やレフェリーなどもその競技に対する深い理解が必要です。パラリンピック協会は障害者スポーツの普及のため、世界各国から競技ごとのエキスパートを招いて、競技のなりたちや特性などの講義、選手へのテクニックの指導、コーチを対象とした指導方法の指導、レフェリーやジャッジのトレーニングといったこともやっていかなければなりません。青年・スポーツ省やマレーシア・オリンピック委員会などの理解と協力、資金的なバックアップはもちろん必要です。そして、ボランティアでわたしたちの活動を手伝ってくださったり、金銭的なサポートをして下さる企業や個人の方々のサポートなしには何もできません。もっと多くの皆さんに関心を持ってもらいたいと願っています。
日馬プレス:会長ご自身は何かスポーツをされていますか。
会長:若い頃はサッカーをしていました(会長は1941年生まれ・64才とのこと)。ラグビーやテニスの経験もあります。最近は健康のため週に一度、1時間のウォーキングとストレッチをしています。歩くことは、体にいいですよ。 |
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| 小さなサポートが大きなサポートに |
| 『日馬プレス』 |
大会開催にあたり、どんな人たちのサポートを必要としていますか。 |
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| 会 長 |
フェスピック第9回クアラルンプール大会は非常に規模の大きな大会になります。そのため幅広いサポートが必要です。まずは、ボランティアです。8,000から9,000人のボランティアが必要と想定しています。ボランティアはマレーシアの学生が中心になると思いますが、外国の方々にも通訳などの分野で参加してほしいと思っています。学校も施設の提供や、様々な協力をしてもらいたいと考えています。また、大会にはスポンサーが必要です。この大会は規模が大きいこと、フェスピックとしての最後の大会であることから世界的に注目されています。予算的にも大きくなります。個人や企業のサポートが必要です。大会全体のスポンサーでなくても、個別種目のスポンサーになってもらいたいと思っています。小規模のスポンサーが集まって全体として大きなサポートになるはずです。もともと、フェスピックやパラリンピックの主旨には障害者の社会参加だけではなく、社会が障害者への理解を深めるという意味も含まれています。様々な形でのサポートが障害者と社会の交流のきっかけになることを期待したいと思います。 |
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| 2006年フェスピック・クアラルンプール大会の詳細はボランティア・プログラムやスポンサーの募集を含め、今年8月頃公式発表される予定。大会の成功に向け、会長は政府・企業・メディアに協力を呼び掛けている。 |
| 『フェスピック2006』の競技種目 |
| 陸上、水泳、アーチェリー、車椅子バスケットボール、車椅子テニス、シティング・バレーボール、バドミントン、ボッチャ、サイクリング、柔道、ゴールボール、ローンボール、射撃、卓球、パワーリフティング、フェンシング、サッカー、テンピン・ボウリング、セイリングの19種目 |
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ASIAN
PARALYMPIC COUNCIL
(MALAYSIA PARALYMPIC COUNCIL) |
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