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第8回
「Jaringの逆襲パート2:
PJにもJaring Wireless Broadbandがやってきた! その1」 |
| 鈴村 瞬 |
4月がはじまって、Jaringのウェブサイトで、わがPetaling
JayaがWireless Broadbandのカバーエリアになっていることに気づいた。それからまもなく4月8日金曜日のこと。帰宅すると郵便受けにJaringのダイレクト・メールが入っていた。何でも明日から2日間、IKEAのとなりのTESCOでWireless
Broadbandの実演デモおよびプロモーションを行うらしい。そしてこのダイレクト・メールとひきかえに先着順で景品がもらえるとのこと。IDおよび電話あるいは電気の請求書を持って行けば、その場で申込むことも可能という。たまたま翌日近くで人と会う約束があったので、行ってみることにした。その場で申込む気はさらさらなかったが、もしもの時に備え、パスポートとテレコムの請求書も一応用意しておいた。
当日、TESCOに馳せ参じ、いそいそとプロモーションの会場を探した。Jaringのサインをメイン・エントランス左手すぐに見つけるやいなや、急ぎ足でかけよりとにもかくにもダイレクト・メールと景品を交換してもらった。景品はJaringのロゴ入りボールペン。この手のプロモーションにしては珍しく、店員はやたらと鷹揚にかまえている。どうせ申込むだろうと余裕綽々だ。その分、気楽に色々質問できた。今日何人申込んだかたずねてみると、ただちに50人という答え。ひっきりなしに人が来て、熱心に質問している。よく見ると、近くにはstreamyxのブースがある。しかしこちらは閑散としていた。
店員に、単刀直入、最も興味のある質問、streamyxとWireless Broadband本当はどちらが速いのか尋ねてみた。しかし、こればっかりは歯切れが悪い。「If
you say just 'faster', I'll apply lah!」などとかまをかけて見るものの、どうも接客マニュアルには決して答えないように明記されているらしく、「We
are always trying our best」などと、どこぞの国の政治家のように、のらりくらりとかわしてくる。
'faster'と言わせるまでには至らなかったものの、「I guess so, I hope so」とは言ってくれたので、こちらも引くに引けなくなった。結局、発作的に、申込んでしまった。パスポートと電話の請求書のフォトコピーをとり、どうでもいいところはそれを見て店員が代筆。本当に必要なところだけ自分で記入して手続はおしまい。そして、費用を支払うと、持ち帰ることになる無線ステーションSOMAport300を、目の前で設定してくれた。実際にインターネットに接続できることをその場で確認したあと、SOMAport300を持ち帰るための黄色いトートバッグ、そして、グレーのポロシャツを記念にくれた。ポロシャツはこの手の販促品にしては、縫製もしっかりし、小生がいうのも何だが結構オシャレだ。ちなみに、この申込みは、気に入らなかった場合、七日以内であればキャンセルに応じるそうだ。
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▲意外とイケてるポロシャツ、左袖のcome togetherがちょっと恥ずかしい;
右の写真は外箱▲ |
今回驚いたのは、申し込んだその日にインターネットにつなげられる点だ。持ち帰って、パソコンをつなぐとすぐに利用可能である。昔のStreamyxの場合は、申込むとそれから数日あるいは数週間して、業者が自宅にやってきて工事をした。工事といってもたいしたことをするわけではない。ADSLモデムを持ってきて、自宅のパソコンにPPPoE接続ソフトをインストールし、接続をその場で確認するだけだ。ただし今のsteamyxは、その点は改善されている。「packages
in a box」というパッケージがすでに運用され、即日開通が可能となっている。じつはもう一つ驚いたことがある。このSOMAport300、小生がいうのも何だが、デザインが垢抜けている。たとえるならば、初期のマックをデザインしたフロッグデザイン風である。ただし、今時のADSLモデムは1kgをこえることはまずありえないし、500gもきると思うのだが、このSOMAport300、2kgは優にこえる。
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| ▲フロッグデザインを思い起こさせるSOMAport300▲ |
その後Jaring Wireless Broadbandを約1ヶ月使用している。申込んだのはおおむね好奇心からで、速さはあまり期待していなかった。店員が決してfasterと言わなかったので、てっきり遅いのだろうと思っていた。商売なのだから速かったら速いとふつう言うはずだ。せめてstreamyxの8割ぐらいの速さならば、御の字であった。しかし、これが、さにあらず。加入後3日間ほど徹底調査し、streayxとJaringの速さを比べたが、あくまでも小生の環境というカッコつきではあるが、明らかにJaringがstreamyxよりも速いのだ。そうとわかるや、今度はテレコムに馳せ参じ、早速streamyxは解約した。
じつは、速攻でstreamyxを解約してしまったのには理由があった。不満が一つあったのだ。それはADSLモデムのレンタルについてである。streamyxは昨年末、新規加入者のADSLモデムをタダにするプロモーションを行っていた。このプロモーションは現在streamyxのホームページからは公式には消えてしまっているが、今なお街中でのstreamyxの勧誘では必ずと言っていいほどADSLモデムが無料であることをアピールしてくる。小生が加入した当初は、そういうのはなかった。だからレンタルにした。それに日本ではADSLに加入する場合、年に数回アップグレード行われたりする関係上、モデムはレンタルするほうが一般的だった。レンタル料金は月々RM10。それっぽっちと言ってしまえばそれまでだが、ようは気持ちの問題である。すでに2年以上加入していて、月々RM10払ってきたわけだから、トータルRM240は払った計算だ。レンタルしていたADSLモデムはAztechのかなり初期のモデルで現在は店頭で販売されていない。正直、とっくに減価償却はすんでしまっていると思う。心を静めて考えてみても、そんな古いモデムにこれからもずっとRM10払わなければならないのは、何か損をしている気がする。特にADSLでの通信速度はモデムの性能に依存するときく。それなら、なおさら損をしている気分だ。
しかもこっちは、steamyxが庶民が加入できる価格になった段階で一目散に加入し、新サービスが出るたびに、たとえ料金が割高になったとしてもアップグレードしてきた。しかも、知った瞬間アズ・スン・アズ・パッシブルでだ。だのに、そういう、フェイスフルな加入者はほったらかしにして、このごろは新規加入者獲得のためのプロモーションばっかり。こっちは糟糠の妻と思っていたのに、旦那はちっともかまってくれないし、それどころか脇目ばっかりふっていて、ちょっともうあたしだって我慢なんないわよあなた、という心境だったのだ。
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| (つづく)
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