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ASEAN地域フォーラム
北朝鮮は6カ国による
非公式外相会議に出席するか? |
クアラルンプールで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に27日にクアラルンプール入りを予定されている北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相が果たして本当にくるだろうか?中国、韓国、日本、ロシア米国、北朝鮮という北朝鮮問題についての話し合いの場である六カ国協議を、各国の外相があつまるこの機会に開催し、北朝鮮を国際者会の舞台に立たせることができるのか?この原稿を書いている間にも、事態は推移している。
26日のASEANプラス3(日本、中国、韓国)による外相会議と東アジアサミット外相会議で麻生太郎外相は北朝鮮のミサイル発射を「きわめて憂慮すべき問題」として北朝鮮が6カ国協議に戻ることへの協力を参加国にもとめた。会議では北朝鮮のミサイル発射に対する懸念が表明され、同国の核問題をめぐる6カ国協議の早期再開に向けた協力を盛り込んだ議長声明が発表された。声明にはレバノン南部にある国連レバノン暫定軍の施設がイスラエル軍の攻撃を受けたことに対する「強い衝撃と憂慮」を表明して非難した。
北朝鮮問題とイスラエル軍のヒズボラ攻撃に参加国の関心が集中したおかげで、ミャンマーに対する民主化や人権問題などでマレーシアのサイド・ハミド外相を中心とする、ASEANの内政不干渉の原則を見直すことも辞さないという激しい非難も影が薄らいでしまい、ミャンマーにとっては幸運なARFとなった。
会議に出席する米国のライス国務長官は26日、6カ国協議の非公式外相会議の開催について、「北朝鮮は開催の意思を見せていない」として「期待していない」と述べた。
北朝鮮が6カ国協議の非公式外相会議に参加する可能性は薄い。仮に出席しても、独自の理屈を振りかざして、席を立つだろう。ASEANプラス3も米国も、先日の国連安保理の非難決議を前面に立てて北朝鮮を追い込もうとするだろう。それでなくても、安保理では全会一致で非難決議があり、中国も北朝鮮の銀行口座を凍結、韓国までも食糧と肥料の支援を中断してしまった。朝鮮戦争を後押ししてくれた父親のようなロシア、事業に失敗して子供の面倒が見られなくなったロシアに代わってやさしくいたわってくれていた母親ともいうべき中国にもそっぽを向かれた。欲しいものをねだるとうれしそうな顔をして贈ってくれた父親の違う兄弟の韓国まで見捨てられそうになっている。
米国財務省は各国政府に自国内の銀行にある北朝鮮の資産を凍結するようにもとめている。また、紙幣の偽造、麻薬の製造と密輸、大量破壊兵器の輸出などに対する規制を強めている。 ミサイル発射実験や核開発、100万人を超える兵力の維持によって出費はかさんでいる。一方で、米国や日本、そして、中国による経済制裁、食糧や肥料の援助も途絶えている。孤立感はどんどんふかまっていくし、経済的には急速に悪化していく。食糧とエネルギーは日に日に枯渇している。
北朝鮮の白外相が非公式とはいえ、6カ国協議の外相会議を受入れるとは考えられない。また、自国への非難を甘んじて受け止めることは考えられない。激しく憤り、席を蹴る。それ以外に、金正日総書記の機嫌を損なわない方法はない。
万一、席を立たず、6カ国協議に参加したら、最終楽章はすでに半ばを過ぎていると考えていいだろう。
ただ、韓国の盧武鉉大統領だけは北朝鮮に手を差し伸べつづけるに違いない。北朝鮮の崩壊は韓国にとっては最悪のシナリオだからだ。同胞が飢餓や圧政に苦しんでも、金正日体制を維持させていこうとする。 |
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