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| やっぱり中国産の食品を買ったり食べたりするのはやめよう |
12月3日、中国の雲南省昭通市で、4人の小学生が通学途中に食べたインスタントラーメンが原因と見られる食中毒で死亡した。5年生の男子児童、3年生の女子児童二人、1年生の女子児童の四人はラーメンを食べた1〜2時間後に口から泡を吹き、四肢を痙攣させ、意識を失い、間もなく死亡したという。通常の食中毒ではこれほどの短時間で死に至ることはきわめて稀なことから、何物かが毒物を入れたか、製造過程で致死性の高い化学物質が混入した可能性があるという。
中国では、安価な保存食としてインスタントラーメンが人気がある。一方で粗悪品も多く、食中毒などの事故が頻繁にある。2003年8月には、安徽省阜陽市で製造過程で殺鼠剤が混入したとみられるインスタントラーメンを食べて食中毒となった幼稚園児一名が死亡、幼稚園児と小学一年生一人ずつが入院した。2004年5月には湖南省岳南市で中学生25人が、2006年10月には広西チワン族自治区百色市で小学生31人が、いずれも食中毒で入院している。
一部のインスタントラーメンから基準値を超えた鉛が検出された。また、パーム油の値上がりから、食用油の代用として「地溝油(廃油として廃棄された油を化学薬品などによって見た目だけは普通の食用油のように加工したもの)」を利用している食品メーカーもあるという。
また、今年5月、モンゴルの首都ウランバートルでも、中国産のインスタントラーメンを食べたモンゴルの学生二人が死亡した。このインスタントラーメンには、製造過程で発生した毒性の強い排水が混入していた。学生たちは日本製や韓国製のインスタント麺は高いので、値段のやすい中国産を好んで食べていた。
つい先ごろの11月29日の中国国営の新華社通信は、雲南省で牛肉の煮込み料理を食べた7歳の少年が死亡し、55人が体調不良を訴えたと報じた。煮込み料理を作っていた屋台の店主が調理中に食塩を切らし、代わりに塩に似た亜硝酸塩を大量に用いた。亜硝酸塩は食品添加物として少量を使うことがあるが、この煮込み料理には致死量の4倍の亜硝酸塩が検出された。
今年の4月には黒龍江省の病院で入院患者203人が食中毒になり、一人が死亡している。このケースは、何者かが、故意に毒物を混入させたとみられている。河南省鄭州市では化学薬品をもちいてニセ卵をひじょうな安価なコストで作っている業者がいるとして、取締りをはじめた。湖北省武漢市の業者はタケノコの漂白に発がん性物質の亜硫酸ナトリウムを使用していた上、タケノコから残留物の二酸化硫黄が安全基準の50倍近く検出されたという。この業者はきわめて不衛生な環境で作業していた。台湾では、中国から輸入した5種類のエビ類から、台湾では使用が禁止されている抗菌剤「ニトロフラゾン」は検出された。
広東省商工局は、省内の都市で食用油の品質検査を行ったところ、42%が不合格で約半数に混入した異物が見つかったと発表した。また、表記材料に低価格の食用油を混ぜたものもあったという。国家品質監督検験検疫総局が北京や上海など13の都市で117種類の炭酸飲料の品質検査をしたところ、21.4%が不合格になったと発表した。同局の検査では37.5%が不合格だったという結果も出ている。
7月に北京市品質技術監督局が市内で販売されている肉製品120種類の品質検査をしたところ、合格率は76.7%で、4分の1近くが基準値を超える防腐剤や甘味料を使用していると判断された。北京では、メディアがペットボトルに入った飲用水の半数はニセモノと報道し、飲用水業界の販売量は約3割激減した。ネスルなど高価格帯の飲用水のほうが安全だといわれている。
いろいろと列挙したが、これらは氷山の一角でしかない。中国の食の安全は完全に崩壊しているといって過言ではない。来年の北京オリンピックを控え問題は山積している。国民の生活格差に加え、大気汚染、河川の汚濁、食品の安全など中国政府は対応に躍起になっているが、国民の危機意識やモラルはまったく改善しないばかりか、経済発展に乗り遅れまいとする焦りが社会問題の悪化を助長させている。
とくに食品の安全については、すべての国民自身に直接関わる問題だけに深刻だ。共産党幹部の家族だからといって、食道を通過した毒物が消えてしまうわけではないからだ。「毒をもって毒を制す」ということも言えなくはないが、オリンピックにやってくる外国人にとっても、気軽に屋台など庶民の台所をたのしむのは自殺行為だろう。もちろん、経済発展を支えている安価な製品の輸出に対する諸外国の不信は貿易収支を悪化させる。それでなくとも人民元が上昇中で利益が減少しているのだ。安さで勝負するなら、まちがいなく食品の安全はさらに悪化するだろう。
何が何でも「中国の食品は安全」というイメージを再構築したい中国政府や北京市などの自治体は必死で品質検査を行い改善を呼びかけている。自分以外の人のために安全に配慮したり、政府の指導を素直に受け入れて従うような国民たちなら、口から入れるものだけに、とうの昔に改善されていただろう。自分の家族以外の人が死のうが生きようが関係ないというのが中国四千年の歴史が育み、共産党によって開花された世界に誇る中華人民共和国の人民なのだ。一年や二年でこうした性格は変わらない。中国人にとっては、中国産の食材で日本人が苦しんだり死んだりすれば、「南京大虐殺の意趣返しだ。ざまをみろ」程度にしか感じないだろう。
とにかく安い物を買おうとしゃかりきになっているロングスティの皆さんも、「中国産は買わない」、「中国産は食べない」ことにしないと、逆に病院代などで高いものにつく。おまけに、「やっぱり日本は中国産のものをありがたがる属国だ」と嘲笑されるのが落ちだ。 |
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