孩子生産日記
(孩子=子供、生産=出産を意味する中国語)
第1回
妊 娠 発 覚
 
 月の中旬。私の妊娠が発覚した。

 6月に入って2週間ほど、極度の眠気と微熱が続いていた。体がだるく、何をするにもやる気がおきず、もともと怠け者の私だが、さすがに不安になり、近所のクリニックへ行こうかと重い腰を上げた時に気がついた。「あっ、今月生理来てへんわ・・・。」

 以前「妊娠しにくい体質」と婦人科で診断された事があったので、妊娠の可能性は信じられなかった。不妊治療の権威と呼ばれる人がアンパンのある病院にいると聞き、夫はそこへ行ってみようと私に勧めていたぐらいだったのだから。

 そんなこんなで妊娠疑惑が浮上、体調はますます悪くなる一方。遂に妊娠検査薬のお世話になることにした。体調が悪く、外に出るのが億劫だった私は、「なぁなぁ、帰りに妊娠検査薬買ってきてぇや」と夫にお願いした。帰宅した夫は激怒していた。なんでも某有名薬局に行って購入したらしいのだが、たまたまその店はマレー系の女性スタッフが3人だったらしく、店内に入るなり「May I help You?」と聞きながら、ぞろぞろと夫の後についてきたらしい。夫は買うものが買うものだけに、「No, Thanks.」と、クールに決めて目的の場所へ。避妊具などが陳列されている付近を丹念に調べ、ついに目的物をGET!!(RM19.80ぐらい)レジに向かおうと体を翻すと、例の3人娘がジト〜っと夫を見つめているではないか。「結婚してんねん! 奥さんの妊娠疑惑が浮上すんのも当たり前やろ!!」と心の中で叫びつつ、小走りで帰ってきたと言う。うっ、かわいそうな夫よ。マレーシア在住の奥様、妊娠検査薬は自分で買いに行きましょうね。

 翌朝、検査の結果は陽性。「病院行かなあかんやん!!」とパニックになる夫と私。計画性のない妊娠のため、どこの病院へいったらいいのやら。そこで思い出したのがバングサのP病院。以前義父が入院して感じがよかったので行ってみることにした。
 受付へ行くと、キレイなお姉さんがテキパキと対応してくれた。まず男医か女医かを聞かれ、女医を希望した。リストを見せられどの先生にするか選べるのだ。意外にも女医さんが多いのに驚きつつ、「検査だけやし誰でもいいです」と伝え、お姉さんに先生とのアポをとってもらった。

 婦人科の待合室にはたくさんのカップルや家族が順番を待っていた。必ず夫が付き添っているのが日本と違うところ。本紙の「うたま」にも掲載されていたが、一人でいったら怪しまれそうな雰囲気である。中には走り回る子供を連れた家族連れも。新米妊婦さんは皆ニコニコと優しい目で元気いっぱいの子供達を見つめていた。もちろん親はほったらかし。「ここは病院やで!! 静かにしぃや!

 そして、子供の面倒見れん奴がこれ以上繁殖を繰り返しなや!!」と心の中で叫んでいる心の狭い女は私だけのようだ。待つこと30分。看護婦さんに「おしっこ採ってきて」と指示される。尿を採ってみてビックリ。朝、オレンジジュースをグラスに一杯飲んできた私の尿は合成着色料が大量に入っているレモンジュースのような色をしていた。他の人と全然色が違う・・・。恥ずかしいけど、薄めるわけにはいかないのでそのまま提出。さらに待つこと20分。インド系女医のP先生に妊娠を告げられた。この先生は白衣なんぞ着ず、鮮やかなオレンジのモダンなパンジャビスーツに素敵なピアス。鼻にもゴールドのごっついピアスをつけた肝っ玉母さん風の先生。美人で明るい先生の笑顔に一目惚れ。頼りになりそうな先生に当り夫も私も大満足。

 初めて見る我が子はまだ5週間と6日。大きさはなんと3mm。ダイヤモンドの指輪のような形をしていた。お腹の胎児には夫の名前にちなんでミニチョンと名付けることにした。出産予定日は2月12日。ちなみに受診料はRM201。超音波での検診、2ヶ月分のビタミン剤を含む。

 妊娠発覚以来、体調は急激に良くなった。堂々と昼寝もできるし、「妊娠やねんからだるくて当たり前!」と思うと途端に元気になった。そんな中、インターネットで妊娠・出産に関するウェブを検索していると、マレーシアでの出産体験記や病院選びの基準になるようなサイトを発見。どれも素敵なサイトで、マレーシアで出産を予定している人の強い味方となってくれるだろう。そして、私自身の体験も、マレーシアに住む皆さんの参考になればと思っている。
 これから出産までの実況中継を、乞うご期待!!
 
【マレーシアのマタニティ情報サイト】
★Taman Moo:http://tamanmoo.hp.infoseek.co.jp/
★ドラゴンフルーツパフェ:http://asia.geocities.com/dragonfruitparfait/
 
     
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