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| 孩子生産日記 |
| (孩子=子供、生産=出産を意味する中国語)
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妊娠発覚以来、一ヶ月半経過(8月上旬に原稿執筆)。「つわりに苦しんでのたうちまわる壮絶な妊娠体験記」を期待していた日馬のM氏には申し訳ないほど、順調な妊娠生活を送っている。ミニチョンも元気に成長している様子だ。
7月の半ばに定期健診へ行ったのだが、その日は9週間と5日目。ミニチョンは約3cm(足先の長さまで測ると4cmとのこと)に成長していた。この日もP先生はグリーンのきれいなパンジャビに身を包み、私たちを笑顔で迎えてくれた。P先生はミニチョンの様子がよく見えるようにと超音波の機械をお腹にグリグリと押し付け、起こそうとしてくれたけど、ミニチョン爆睡中。誰に似たのかちょっとやそっとでは起きない様子。空腹だった私の腹の虫だけが盛んにP先生と会話していた。手足はハッキリ写らなかったけど、心音はバッチリ確認できたので一安心。この日は鉄剤をもらった。この鉄剤、大きい錠剤で色はなんとショッキングピンク。「こんな色のモン毎日飲んだらヤバイんちゃうん??」と不安になるような色だけど、妊婦に鉄は必需品。毎日飲んでやるぅ〜!!
それから血液検査もした。まだ学生の頃、血が足りなくて4箇所から採られた挙句、最後の最後に貧血で倒れて以来、採血だけは避けてきたので、久しぶりの事にドキドキした。しかし、さすがはプロ。「怖くないよ、泣かないでね」と採血する先生に笑われながら腕を差し出したが、アッという間に血が採れていた。痛くも痒くもない。検査結果は3日後に電話で「異常なし」と報告があった。マレーシアとは思えない迅速なサービスに驚いた。今回の受診料は採血、鉄剤を含めてRM239也。
さて、妊娠中と言えば数々のタブーや努力がつきもの。私の夫はマレーシア人(中国系)。でもかなり日本人化していてあまり迷信には拘らず、私が好きなように生活すればいいと協力的。洗濯、掃除もやってくれるのである。夫の両親や家族も案外無関心。ただ、義姉の夫(台湾人)は、いろいろ中国伝統のタブーを教えてくれた。例えば「妊婦は壁に穴を開けてはいけない」─赤ちゃんの身体に穴があくから。でも、これは実際に義姉も信じていること。義姉が妊娠中、壁に安産のお守りを貼るために穴をあけたせいで、甥の両目付近には小さな小さな穴のようなものがある(近づいてよ〜く見ないとわからないが・・・)。本当の原因は未だに謎だ。「怖い映画を見てはいけない」─胎教に悪いから(でも、私は妊娠発覚以来キョンシー映画にハマっている。実はB級ホラーが大好きなんです)。「可愛い赤ちゃんの写真やキレイな物をたくさん見る」─かわいい赤ちゃんが産まれるらしい(ほんまかいな)。「出産後は一ヶ月水に触ってはいけない。シャワーももちろんダメ」─出産後は身体が弱く風邪を引いたら大変だから(寒い季節の中国ならわかるけど、ここは南国マレーシアやで・・・)。「豆乳をたくさん飲め」─肌のきれいな赤ちゃんが産まれるから(う〜ん。なんとなく納得。豆乳白いしね)。「身体を冷やすものを食べるな。例:スイカ、パパイヤ、パイナップルなど」─実際は中国に昔から伝わる「陰」の食べ物がだめらしい。「妊婦さんの肩を後ろから叩いたり、寄りかかったりしてはいけない」─流産、早産の原因になる(これ、私の夫の癖。夫の行動を見て、伯母が激怒した)。その他もたくさんあるけど覚えきれないので、代表的な例をここに挙げてみた。また何か新しいタブーを発見したら随時報告する予定。「迷信」か「本当」か、私にはわからないけど、たったの10ヶ月のこと。ダメと言われる事はなるべく避けて我慢することも母になるための試練と思い、家族が嫌がることはしていない。なによりつらい試練は大好きなビールが飲めないことだけど・・・。おもしろい、マレーシアならではの迷信が一つある。「妊婦はゲンティンで必ず勝つ!」─理由なし(私達夫婦は勝てると思って調子に乗って賭けまくり、結局大損した。ミニチョンはギャンブルが嫌いか?)。
食べ物にも気を使う。一日30品目を目安に云々と本には書かれているが、ハッキリ言って無理。とりあえず、私は具沢山の炊き込みご飯を大量に作る作戦に出た。冷凍しておけばいつでも食べられるし、かなり色んなものを少しづつ体内に補給できるから大変便利。最近ではカロリー控えめの和食を中心に自炊を心がけているけど、週の半分は外食している。インド系のカレーは野菜や肉、スパイスが豊富だし、中国系の料理はなんといってもスープが健康的。和食に拘らず、マレーシアならではの食生活をこころがけることで、バランスのとれた食事をするのが私流健康維持法だ(ほんとは、怠け者なんですが・・・)。中国系の夫を持つ妊婦さんは、義母の手料理攻撃に閉口するらしい。私の場合、義母は家事を一切しないためなんとか免れているがちょっと寂しい。先日、「明日からバンコク行くけど、お土産はトムヤム風味の激辛インスタントラーメンでいい? あんた好きでしょ?」と言われた。ええ、好きですとも。でもおかあさん! 私は妊婦でっせ!!
それからもう一つ。日本では妊婦はレバーを食べるように勧められるが、マレーシアでは控えた方がいいとのこと。なんでも、レバーには肥料や薬品など、人体によくない成分が蓄積されているので大量摂取は良くないらしいので要注意だ。
日本とマレーシアは気候も文化も違うけど、それぞれのイイトコだけを取って生活すればマタニティーブルーだってきっとなくなるはずと私は強く信じている。
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