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10月4日、TTDIにあるクリニックへ3Dスキャンに行った。そこは、私とミニチョンの主治医であるP先生に紹介されたクリニックだ。中国系のY先生が診てくれた。いつもの2Dの機械とは比べ物にならないほど近代的なコンピュータ。先生は「これは業者がデモ用に置いて行った世界最新の機械で、赤ちゃんの様子がビックリするくらいキレイに見えるのよ」と誇らしげ。なんでも日本円で一台2,500万相当らしい。画面には、ミニチョンがせわしなく動く様子が映されている。「ん、まぁ、立派な男の子!」と、先生。ここでもミニチョンは自慢の3本足を大公開していた。「手足も長いし、指も長いわよ〜。お顔はどっちに似ているかしら・・・」と先生はギコチナイ手ツキで機械を操作する(最新の機械のため不慣れらしい・・・)。「!!??」突然アップで映し出されたミニチョンに私も夫もビックリ。「こ、これは・・・!?」自分の分身を期待していた夫には申し訳ないほど、顔の形から鼻まで、私家系(祖父、父、そして私)だった。前日、私の小さい頃の写真を見ていたので、それが影響してしまったのだろうか? 先生は記念に何枚か写真をCDに焼いてくれると張り切って、ベストショットを撮ろうと奮闘していた。・・・が、どうもピントがうまく合わず、機械操作も下手な先生は焦っていた。結局、もらった写真は何がなんだかわからないものばかりだった。ただ、1枚だけおもしろい写真が撮れた。それはミニチョンが「べー!」と舌を出しているもので、先生は「あらぁ〜、こんな写真初めて!かわいい〜!」と大喜び。他の診察室にいる先生や看護婦さんまで珍しいと、見にきたほどだ。実は、これもまた不思議なことで、前日、私が舌を「べー!」と出している写真を見て、夫が「この写真かわいいね。今やって見せて〜」などといい、私は寝る前に「べー!」をやって見せていたのである。だから、私も夫も「ミニチョンは私たちがやってること知っているのかなぁ」と、ちょっと不気味になってしまった。今回の受診料は3Dスキャン、尿検査、体重測定、血圧測定、問診などRM385。
私はもともと健康で、あまり病気をしない体質だったが、結婚してからチョクチョク病院のお世話になることが増えた。日本では自分の症状をある程度自分で判断し、内科、外科など、専門医に診てもらうのが一般的。ところが、マレーシアではちょっと様子が違う。チョンファミリーの場合、風邪や湿疹など、目に見える症状の場合は、たいてい漢方医のところにいき、漢方薬を処方してもらって治療することが多い。たまに馴染みのクリニックへ行って先生に診てもらっている。結婚してからは、私もチョンファミリーがするように扱われているのだが、私とチョンファミリーの主治医達とはどうも相性が悪いようだ。
<その1>2年前、深夜、鼻が重くて目が覚めて鏡を覗いてビックリ! 私の鼻が5倍以上に腫れているのであった。慌てて病院へ行き、とりあえずの注射。その晩は腫れがおさまったのだが、翌晩も全身にジンマシンができて救急病院へ。また注射。それから4日間私のジンマシンはひどくなる一方。私は「ちゃんとした病院へ行きたい。皮膚科がいいんじゃないか?」と訴えるのだが、夫や夫の家族は「この症状は○○に違いない(病名忘れた)。風に当たるな。この草を煮出した汁で体を拭け。ひたすら寝てろ」といい、漢方薬を煎じて私を看病してくれた。ところがその漢方を飲んで、高熱にうなされるわ、ジンマシンは治らないわ、私は泣く泣く「病院へ連れて行って」と懇願した。そこで、連れて行かれたのが、また漢方屋。そこの先生は私の全身を見て「あ、これはなんかのアレルギーですね」といって、皮膚科のクリニックを紹介してくれた。クリニックへ行くと、先生は「動物か虫に噛まれたか?」と聞いた。私は、拾ったばかりの猫に噛まれた事を思い出しそれを話すと、すぐに薬をくれた。結果、一晩でジンマシンはなくなり元気になった。一体、あの苦しみと漢方攻めはなんだったのか・・・。
<その2>ちょうど1年前のヘイズの時期、私はヒドイくしゃみと咳、加えて胸の激痛に見舞われた。その咳は普通のとは違い、「結核では?」と疑いたくなるような咳だった。チョンファミリーが大好きなクリニックで咳止めをもらい、咳は1週間ほどでよくなったが胸の痛みは治まらない。息をするだけで痛い。笑ったり、ちょっとくしゃみをしただけで、息ができないほど痛いのである。私は「どうやら、肋骨が痛むようだけど、咳しすぎてヒビ入ったんちゃうかなぁ」と夫に相談。しかし、夫も、家族も、友人でさえ「そんな馬鹿なことあるわけがない。筋肉痛だからほっとけ」と言うではないか。私はしつこく痛みを訴え続け、何件かクリニックを渡り歩いた。どの先生も「筋肉痛」と診断。私は「肋骨やゆぅ〜てるやろぉ〜! 痛いのは骨じゃぁ!! レントゲンとってくれぇ!!」と怒り爆発。夫はしぶしぶS病院へレントゲンを撮りに私を連れて行った。あった、あった!! 骨にヒビが!! 誰も信じてくれず胸の痛みを抱え約1ヶ月。ついにヒビを発見してくれた先生の手を思わず握りしめた。あの時のレントゲン写真は今でも私の宝物である。
マレーシアの人(特に中国系)は自分に効くものは人にも効くと信じている。そして、伝統的な治療法、漢方薬、迷信、祈祷師、自分に一度でも効果があったものは絶対正しいという考えが強く、それを熱心に勧めてくれる。病院で処方される薬より自然治癒に近い形で治療できる方がいいのは重々わかっているのだが、東洋医学と私とはどうも相性が悪い。心配してくれる気持ちも嬉しいのだが、私としては、苦しいときは速攻性のある西洋医学に頼りたいのだ。妊娠してからも「アレ食べるな、コレ食べろ」とか言われるけれど、チョンファミリーは言うだけで、無理強いをしてこないので助かっていた。しかし・・・。10月の半ば、夫と義母と私の3人で久しぶりに食事をし、妊婦にいいという漢方スープの話で盛り上がってからとんでもないことが私の身を襲ったのであった・・・。 |
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