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病院のシステム
専門医のクリニックは、病院のテナント |
日本の病院と決定的に異なるのは、日本では医師も、看護士も、診療室も、検査設備や検査技士も、リハビリ施設なども、すべて病院に所属するのに対して、マレーシアの病院では一人ないし複数の医師が独立したクリニックを経営していることだ、
分かりやすくいえば、ショッピングセンターには何十軒という小売店がテナントで入っていて、独自の営業をしており、通路やイベントホール、トイレ、案内所のような共用部分をショッピングセンターがもっている。それと同様に、総合病院という大きな建物の中に、十幾つの診療科があり、診療科内には幾つもの専門医の営業するクリニックがテナントとして入っている。
レントゲン室、MRIなどの検査機器や検査技士、手術室やICU(集中治療室)などの治療施設、リハビリ施設、病室、トイレ、食堂などの共用施設や人材は病院自身に属している。
病院内にはホームドクターの紹介のない初診者のための診察室があることもあり、そこの医師によって病院内の専門医を紹介される。
日本人患者へのサービスを積極的にやっている病院では、日本の大学を卒業した医師を指名することもできるし、日本人の看護士資格のある人や医療に詳しい通訳をおいているので、受付でその旨を訊ねる。
スバンジャヤ・メディカル・センターのように病院内でかかった費用は一括で請求してくれる病院もあるが、多くは専門医のクリニックでの診察・治療費、薬剤費はクリニックで、レントゲンなどの検査費用や入院費など共用部分の支払いは病院に支払う。
入院を必要とする病気の場合には、個室、二人部屋、大部屋などのランクがある。高級ホテルなみの病室もあるので、サービス内容と料金表とを見て、病室を選択する。また、手術などで入院する場合、入院日数が日本の常識よりもはるかに短い。欧米流の医療関係者の常識と日本のそれとの違いがある。また、健康保険制度が確立し、民間の保険からも保証が受けられる日本とは経済的な負担の差が大きいこともある。
入院する場合、多くの病院では、入院にかかるすべての費用を勤務先の会社が保証する文書の提出や、クレジットカードの提示をもとめられる。旅行保険に加入している人は保険証書を提出する。
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