先進国はもとより、マレーシアにも増える成人病。今の子を見ていると、本当に太った子供が多い。プールで泳いでいる子供たちを見ると、半分は結構太り気味でムチムチ、中年みたいにお腹がプルプルというタイプで、それはお菓子とファストフードでそうなってしまったと明らかにわかる子が多くなってきたように思う。もちろん地方へ行けば行くほど、昔のような健全な体型が多いのだろうが、都市部ではこんな現状になっている。
最近、立て続けに2人の若い子の病気を目の当たりにした。1人は白血病にかかってしまった18歳の女の子で、もう1人は15歳の糖尿合併症の女の子だ。両親がいなくて孤児院に入っている子なのだが、ちょうど急に倒れた時には、施設に責任者の大人がおらず、同じ施設入っている子らがおろおろして、友達である息子の携帯電話にヘルプ電話をかけたのだった。病院に行ってくれる人がいないということで、私が代わりに近くのクリニックへ送っていった。彼女は、15歳という若さでありながら、何年も前からかなり重度の糖尿病にかかっていた。毎日自分でインシュリンの注射を打っているのだという。糖尿が重度であるから、当然腎臓機能もやられており、高血圧症、そして心臓病持ちだ。今回は、心筋梗塞になりかけのようだった。クリニックの医者は「発作を一時的に止める注射はあるが、その子の持病や過去の治療について詳しくわからないので、ショック死になるおそれがある注射は打てない。病院にすぐに連れて行った方がいい」と言った。私は、「大病院に直行しないで、こんなやりとりをしていることが命取りになってしまうのでは」と思いドキドキしてしまったが、そのころには施設の責任者が病状の書かれているカルテを持ってクリニックに到着したので、その人が病院に運んでくれた。
ふと自分を見てみると、なんだかここのところ体調が波に乗っていないように感じた。腰を落ち着ける間もなく、不調も棚に上げて、忙しさに毎日ズルズルと身体を引きずってしまっていたが、確かにちょっとのことで疲れやすい。何を隠そう私ももう40近いし、この年はなんらかの病気が発病しやすい年齢だ。こうしてみると、「自分の身体は自分でわかる」とよく言われているように、何らかの体調の変化がたとえ些細でも、異常に気がつく、ということは結構すごいことだなとしみじみ思った。
これを機会に思い切って2年前からしていない血液・尿検査をした。そうしたら、糖尿もなくコレステロールも高くない。でも、肝臓の周りだけ脂肪がつきすぎている、脂肪肝という予期もせぬ結果が出たのだった。
私はお酒も飲まないし、タバコもすわないのに、どうして?? と最初は思ったが、よくよく思い返してみると、このところ運動不足と油っこい食生活、その上クッキングオイルもパームオイルが増えていた。子供にねだられてよく作るバターたっぷりのクッキー。もうこれが原因でしかない。そうなりやすい体質なのかもしれない。
毎日の健康にかかせないのは、エクササイズ、食事、睡眠、ストレス解消。これに人によっては、サプリメントや漢方薬を取っているだろう。これがいいというものは人それぞれ違うものだ。個人の生活状況によって優先的に選ぶものはかなり変わってくる。私はサプリメントを取るよりも、どっちかというと「少しずつでも毎日エクササイズをした方がいいヨ」とか「食生活とか生活習慣を少し見直した方がいい」と、何かの補助食品類に頼らない方法が一番いいと思っている方だ。
それに飲みだしたら、それがなけりゃあ体調おかしくて、一生飲まなきゃだめになってしまった、なんてことにはなりたくない。自分の食事内容を点検して足りないものを補う、まさに普通の食事の延長としてサプリメントを使う、という事だったら食事自体をきちんするのが本当はベスト、と言いたい。
毎日の生活の上でバランスある食事が大変だからサプリで、ということになるのだろうが・・・。 |
| (つづく) |
| |
| 本稿は日馬プレス第303号(2005年8月1日)に掲載されたものです。 |
 |
|