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★躍動感溢れる演奏 key of life その(1)
5月15日、ケラナ・ジャヤのアンカサ・ホールで行われたエレクトーン・パフォーマンス、ヤスヤ・トミオカライブに行ってきた。エレクトーン奏者のヤスヤ氏については、はじめ全然知識がなかった上、エレクトーンというと一昔前のエレクトーンのイメージしかなかったので、クラシック、プラスポップスのおとなしいコンサートを予想していた。
ところが実際に聴いて、そのエンターテイナーぶり、卓越された音楽センスにエレクトーンの固定観念を覆された。
コンサートでは、まずおなじみといわれている「スメル・ユアセルフ」からはじまった。何がすごかったかというと、スタートからいきなり、ギンギンのメタリック・ロック調で、どきもを抜かれてしまったのだ。ステージにはじめて上がってきた時には、一見オチャメなおじさんという印象があったので、いきなり来た圧倒的なロック調のパフォーマンスに驚いてしまったというわけだ。この曲がまず1番にきている理由として考えられるのは、1曲目にふさわしい激しく、カッコいい曲であり、富岡ヤスヤを語るにふさわしいロックだからとゆうことだそうだ。あとは、1曲目に弾かないと体力がもたないとも、いわれている。
そのあと、次から次へとステージア(ヤマハからの新エレクトーン)の魅力を引き出す。キーボードを弾いて、レジストをチェンジしていくその手だけでなく、両足も休みなく使っているので、体全体を動かす形だ。それにハーモニカ吹きも追加したりと、その芸当は、手を動かしながら、なんでこんなに足も動くの?といった感じ。
私の座ったところは、エレクトーンの配置からしてヤスヤ氏のそのリアルタイムなレジスト組み立て作業が見えるところだったので(あえて、その場所を選んだ)、ヤスヤ氏が、弾きながら音色をパパッとかえたり、リズムを変えたり止めたりしながら弾いていくその指さばきと脚さばき、時にはキーがパーカッションやドラムになったりと見る事ができて圧倒されっぱなし。ファンキーなおじさん、音楽ができるってこんなに楽しいし、かっこいいんだ。
ヤマハ・ステージアのウリでもある「リアルタイムな演奏」についての300種類あるレジメをつかって、各レジストに合う曲をたくさん披露してくれた。「マスカレード」、私たちの世代には懐かしい「スタンド・バイ・ミー」や「ホテル・カルフォルニア」など、ギターとブルースハープのコラボを1人でやってしまう。 1台のマシーンでここまでできてしまう、ということを聴衆者にわかってもらうために、テケテケサウンド・テクノ・バラード・ジャズ・ジャズバラード・ラテン、などを説明を交えて、いとも簡単そうに。そしてアニメのもののけ姫からポケットモンスター、楽しい楽しい♪
あと各国イメージの音も入ってるそうで、フランス、ハワイ、中国、日本・・・と、スペイン風フラメンコでは、実際キーボードでは弾けないような伴奏を奏でてくれた。そして、いろんなタイプを少しずつミックスしていれば、音楽のジャンルというものは少しずつ変化を見せ、音楽にはもともとジャンルなんてないんだということも今更ながらにわかった。
(つづく)
本稿は日馬プレス第277号(2004年7月1日)に掲載されたものです。