目次へ 6月6日のニュース
 
マレーシアのガソリン価格。
8月から国際市場に連動

 マレーシアのシャハリル・サマド国内取引・消費相は3日、これまで政府の助成によって価格を統制してきたガソリン小売価格を市場に任せる決定をしたと発表した。
 マレーシアのガソリンの価格はシンガポールの半分以下ということもあって、近隣国の車が国境を越えて給油に訪れる光景も見られていた。この決定によって国内のガソリン価格は高騰する見通しで、シャハリル国内取引・消費相は、国民の生活への影響を抑えるために割当て制度や現金支払い制度を考えているという。8月までに市場化するという。
これに先立ち、シャハリル国内取引・消費相は5月26日にはマレーシア国内で、シンガポール、タイと国境を接する地域のガソリンスタンドで、マレーシアで登録された車両以外の給油を禁止する通達を出した。

アブドゥラ首相。原油先物市場の停止をもとめる

 6月3日、マレーシアのアブドゥラ・バダウィ首相はマレーシア国際戦略研究所(ISIS)とアセアンISISが共催する第22回アジア・太平洋円卓会議の開会式で「日本のような数カ国は急激に上昇に向かっている米、食糧の先物相場に対し、大胆な対応をするためのけん引役になってほしい」と述べ、「憶測による高騰を防ぐため、日本は先物市場での米の取引きを停止している。米価を下げるために備蓄米の販売を考えている。われわれは原油市場に対しても可能な対応策があるかを検討する時期に来ている。原油価格が他の生活必需品の価格の上昇にどのような影響を与えているか調べる必要がある」と述べ、「高騰している他の生活必需品の価格を抑制するために、原油の先物取引の停止を示唆した。アブドゥラ首相は「原油や食糧の物価の上昇が、貧困層の生活をますます苦しめている」という。
 原油価格の高騰は、パームオイルやゴム、錫などの価格の急激な上昇の大きな要因になっている。インフレ率が多くの国で最高レベルに達している。人々の所得は上がっても物価上昇に追いつかず、生活は苦しくなっている。中流レベルにあった人たちも貧困層とともに不満を訴えている。経済の専門家たちは原油や食糧の価格高騰は一段落したというが、高止まり状態だ。
 アブドゥラ首相は「アセアン+3(日本・韓国・中国)が東アジア緊急食糧備蓄計画を立ち上げることによって、米の価格の安定と供給を確保する必要がある」と訴えた。

 
 

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