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古い時代の東南アジア華僑の生活の名残が
水上部落といえば、コタ・キナバルやブルネイの首都バンダースリ・ブガワンなどの“カンポン・アイル”が有名だ。インドネシアのスラウェシ島のブギ族、シンガポールの南の島々に住むリオウ族、フィリピンのミンダナオ島、スールー諸島、ボルネオ島北部などに点在する漂流民族バジャウといった海洋民族の集落という感じがするが、華人も海を生活の場とする以上、海のそば、海の上というのは便利なのだろう。日本だって、昔は河川敷や海岸に張り出した座敷や海の家があった。海を見下ろす小高い丘の上に住んでみたいと思う。水のある風景を見たり、水の上にいるというのは、心が爽快になるものだ。そう、人間は太古には水生動物だった。海は人間にとって生命の根源なのだろう。
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