
東部の情報
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KLから車で2時間半。ゲンティンハイランドを越え、さらに東にいくとパハン。ただのドライブだと思っていたが、いつの間にか楽しい観光旅行が始まっていた。「あれがドリアンの木だよ。あれがランブータン、パームの木、あそこはゴルフ場、ドイツ村、その近くに温泉があってね、この辺は100年近く経った中国人たちの家をまだ使っていてね、とても歴史のある街なんだよ・・・・。」。得意げに話す友人を見ているとなんだか特別な所に自分だけ招待されたような気分になってくる。何も分からなければただ木が茂り、古い家がならんでいるだけだと思ってすやすや寝てしまうところだ。太陽が燦々と輝く暑い中を運転していてもそんなに苦にはならなくなった。 |
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大きな白身魚
ボルネオとか遠いところに行かなくてもKLから近いところでも十分ジャングルや、滝や、原住民の生活が見られるところがあるんだよ、と聞いて行ってみたくなった。行ってみればただの田舎。しかし、田舎、つまり昔の生活が見られる、自然がそのまま残っている、宿泊も多くはないが手軽な値段で泊まれるだろう・・・。 |
パハンの黒砂糖
帰りに木の皮で包まれた丸いものをもらった。中には黒い砂糖の固まりが入っている。天然ゴムと砂糖の木がここの名産らしい。サトウキビではない。食べてみると優しくしっとりとした甘さで変な後味もない。現地の人たちはこれを料理に使うらしい。そのままおやつにつまむ感覚で食べてもいいかも知れない。パッケージもとても魅力的。120年間、同じ製法。パッケージも変わっていないらしい。日本へのお土産にすれば喜ばれるだろう。「KLに帰ったらこれを売っているお店を探してみなきゃ。」
KLへ向かう車の中で、帰ってからのささやかな楽しみがひとつ増えて一人でニコニコしながら、パハンの黒砂糖を再び口に頬張った。 |
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<本稿は日馬プレス第275号(2004年6月1日)に掲載されたものです。> |