北部の情報

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ペルリスってどこ?

 みなさん、ペルリス州ってどこにあるかご存知ですか?どこかの島?ボルネオにあるの?とか言われるくらいかなりマイナーな州です。実際には、マハティール首相の出身地で有名なアロースターがあるケダー州よりさらに北、タイの国境沿いにあります。
 マレー鉄道で旅行されたことがある方は、パダン・ブサールという駅で出入国の手続きをしたことがあるのではないでしょうか。この駅もペルリス州にあります。また、ランカウイ島行きの船が出るクアラ・ペルリスもそうです。ただ、ランカウイはケダーなんですけどね。マレーシアの中で一番小さい州で、さとうきび栽培や、稲作が主な産業です。また、各州に王様がいますが(ペナンなど除く)、彼らがSultan(スルタン)と呼ばれるのに対し、ペルリスではRaja(ラジャ)と呼ばれます。ちなみに、マレーシアの現在の国王はペルリスのRajaです。

ペルリスって何があるの?

 こんな小さい州、ペルリスには何があるのか、というと、ほとんど観光的な見所は無いというのが実状。もともと観光開発された場所ではないので、のどかな町並みがずっとつづきます。州都であるカンガーもかなりのんびりしたいい町です。では、早速カンガーの町をジャラン・ジャラン(散歩)してみましょう。

町のシンボル、時計台


 マレーシアを旅行すると、どんな小さな町にも時計台があります。カンガーにもその時計台があって、時を刻んでいます。現在、市庁舎として使われているとのことです。その市庁舎の建物の真ん中に時計台がそびえ立っています。中心部にあり、病院のすぐ近くなので、すぐに見つけられます。


黒いドームが目印、アルウィ・モスク

 Jalan Kangar沿い、ちょうどSg.Korokと交差するあたりに黒いドームが目印のアルウィ・モスクがあります。カンガーの有名なモスクで、黒いドームも目を引きます。そうそう、観光地などにはマレーシア観光省が立てた解説碑がところどころにあると思いますが、みなさんお気づきですか?主要観光地には必ずあります。しかも、これ、英語とマレー語と中国語のほかに、日本語があるんです。日本人旅行者にはありがたいですね。
 ここ、アルウィ・モスクにもこれがあるんですが、実は日本語の代わりにタイ語があるんです。さすが、タイ国境沿いの州です。タイ人旅行者も多いのでしょうか?
 

さて、アラウへいってみよう

 さて、カンガーから東に向かってみましょう。約30分ほどで、アラウという町に着きます。ここが先ほど出てきたRajaの出身地で、イスタナもここにあります。また、マレー鉄道のアラウ駅もあります。パダン・ブサールのひとつ手前ですね。州立モスクもここにあります。
 

イスタナに行ったのに

 
イスタナは普通、旅行者が入ることができる場所ではないのですが、たとえばハリラヤの時などはオープンハウスになって入ることができたりします。ちょうどペルリスに行ったときはハリラヤの時期だったのですが、ここペルリスのRajaはマレーシア国王なので、KLにいるはずです。なので、もちろんのこと、中には入れなかったのですが、翌々日、ペルリスをあとにする際、ラジオを聞いてると、Rajaが里帰りしてきたとのこと。あー、今日行けば Rajaに会えたのに、と悔しがったけど後の祭り、すでに引き返すには遠い場所にいました。


素朴なアラウ駅

 
マレー鉄道の駅はどこをとっても素朴な雰囲気が漂っていますが、ここアラウ駅も例外ではありません。暑い日ざしに照らされながら、小さい駅舎がぽつんと建っていました。
 駅舎は誰でも入ることができるので、自由に見て回れます。この駅の見所はなんと言ってもポイントの切り替えがいまだに手動だというところ。ホームの中に切り替えのレバーがありました。


ちょっと足を延ばして洞窟へ

 
国境の町パダン・ブサールとカンガーの間あたりにGuaKelamという洞窟があります。ちなみに Guaはマレー語で洞窟という意味。小さいけど、きれいな洞窟で、ハリラヤの休みを利用して遊びに来ている家族連れでいっぱいでした。洞窟を抜けた先には池があって、子供達が水遊びをしていました。そして、洞窟の上にはトレッキングコースがあるのですが、実はこれが曲者。軽いハイキングのつもりで登ったのですが、途中から険しい岩が現れ始め、いつの間にか岩登りになってました。結局頂上まではたどり着けず、リタイア。本当に険しいんですよこのコース。
 
のどかな田園風景

 
ペルリスはBukitと呼ばれる、大きな丘がぽつんぽつんと点在しています。ケダーが一面の水田風景とすれば、ペルリスは田園風景に垣間見えるこのBukitが特徴ではないでしょうか。
 ハイキングでこのBukitを登るローカルの人も多いとか。一面に広がるさとうきび畑や、田んぼなどものどかな雰囲気をかもし出しています。日本の田舎で感じるあの風景、それがここでは見ることができます。
(ペルリスっていいところ)
 こんな感じで、ペルリスを見て回ったのですが、本当にのどかでいいところでした。ちなみに公共交通機関が少ないので、車で移動するのがいいかもしれません。今回はペルリス出身の友達と回ったので、このようないろんな場所に簡単にいけました。せっかくペルリスを訪ねるなら、ローカルの友達と行くのがベストですよ!
 


<本稿は日馬プレス第264号(2003年12月16日)に掲載されたものです。>


 

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