
東部の情報
目次へ戻る |
レダン島まで1時間!?
レダンはいいよ、と最初に聞いたのはローカルの友人からだった。確か3年くらい前だったと思う。「海がすごいきれいでね、ゴミがないんだよ。マレーシアの財産だよ。」。マレーシア人は「きれい=beautiful」の代名詞として「clean」を強調する。「ベリー、クリーン!!」誇らしげに語った友人の顔をたまに思い出してはいつかは行ってみたいなあ・・とぼんやり考える。 |
 |
しかし、いざKLから300km以上離れたその地へ行こうとすると、車では9時間でクアラ・トレンガヌへ。そこから船で1〜2時間ほどかけてやっとレダン島にたどり着ける。飛行機を利用するという手もある。KLからトレンガヌ空港まで1時間、しかしそこから、車で40分かけて海岸線まで行ってから、さらに船を利用することになる。いつかは・・と思っていてもダイビング好きでないかぎり、一般人にとってはなかなか重い腰が上がらないものだ。「きれいな海、見たい。でも行くのは大変そう・・」そうして自分の中でイメージだけが膨らんでゆき、レダン島はいつかは行ってみたい夢の島になっていた。
それが今やベルジャヤ・エアーの直行便が始まったというではないか。近くて遠い夢の島が気軽に訪れられるところになった。
|
 |
いよいよ出発
スバン空港から1時間15分であっと言う間にレダン島に到着。こぢんまりした小さな空港からお魚の絵のかわいいミニバスに乗って、ホテルへ。途中でヤギさんたちが出迎えてくれる・・・というか行く道を塞いでくれる。そんなのどかな道を家々を眺めながら8分ほどでホテルに着く。
|
ベルジャヤグループのリゾートに滞在するのが好きな理由の一つはサービスもきちんとしている高級リゾートなのに、家にいるみたいにくつろげる雰囲気だから。というのも、客室は全てシャレーになっていて、溢れる自然を部屋にいながらにしていつも感じられる。ドアを開けてプライベートのベランダで水着を干したりくつろいだりしながら、目の前の海を飽きるほど眺められるし、時々目の前の小道を通る滞在者を眺めて、どこから来たんだろう?といろいろ想像するのも楽しい。滞在中はほとんど満室だと聞いたが、食事の時以外はどこにそんなに人がいるのか想像できないほど静かである。
まずは、ごはんだ!短い飛行時間といってもやはり疲れるものだ。プールに面したメインレストランでビュッフェランチをとる。なぜかパンとサラダがとてもおいしく、おかわりしてしまった。
シャワーを浴びてゆったりくつろいだ後、初体験のダイビングだ! |
.gif) |
ダイビングにトライ
日本人の私としては日本人ダイブマスターがいてくれるのはとても頼もしいことだ。潜ったことのない海底で心の通じやすい日本のインストラクターと一緒だと安心感がちがう。こんがり焼けた奇麗な肌と笑顔が魅力のヒロコさんが、英語と日本語両方で丁寧に説明してくれた後、ウェットスーツとボンベを背負ったが・・立てない。ちょっと重いよこのボンベ。支えてもらいながらやっと立つことができた。ヒロコさん曰く、前回ダイビング歴数ヶ月の60歳以上のダイバー団体が元気に潜ったのだそうだ。よろよろしながらボートまで歩くがこの重さで足もとの不安定な砂の上をあるくのは決して簡単ではない。歯を食いしばり汗を流しながらひたすら歩く。ほんの数メートルの距離ががなぜかずっと遠く感じた。ここで転んだり、音をあげれば60歳以下の気力と体力ということになるんだ。「60歳、60歳・・・。」と頭の中で一人つぶやきながらようやくボートにたどり着く。 |
プライベートビーチからさほど離れていない浮島?にボートは止まり、いよいよ海の底へ。自分の身体がものすごい重量になっているのでポンッとただジャンプして海に飛び込むのがとても怖い。時間をかけるほど怖いものだというのを思い出して、思い切って飛び込んだら簡単に浮いた。耳抜きしながら潜るのも慣れてしまえばしまえば難しいことではない。いったん海に入ってしまえば好奇心のみが湧き出て、重くて苦労したことや怖かったことはすっかり消えてしまう。ソフトコーラル、ハードコーラル、色とりどりの珊瑚とともに初めてNEMOと出会った。ふわふわゆれる珊瑚の上で見え隠れする姿は本当にかわいくて手を差し出しても手の上に乗ったまま逃げなくて感動した。ヒロコさんに導かれるまま、自分もふわふわ魚になったように海底を見学して、すっかり海の世界に魅せられてしまった。
その後島の反対側にあるスパに行き、やっとディナー。昼間よりボリュームのあるウェスタン中心のバイキングで、アラカルトでも注文できる。レストラン中央には鉄板焼きコーナーがあって、シェフが鉄板焼きパフォーマンスを披露してくれた。次の日には何度かやったことのあるシュノーケリングをしながらゆったりと過ごした。誰にも邪魔されない静かなビーチでゆったりと時間を過ごすのもよいものだ。
|
レダンはいいね
レダンは珊瑚礁と8つの小さな無人島に囲まれた島で海が美しく、色とりどりの熱帯魚や回遊魚が見られ、ダイビング、シュノーケリングポイントとして有名である。ダイビングポイントは38ヵ所あるといわれ、ナポレオンフィッシュ、ネモ、青ウミガメ等が見られる。今まではダイビング好きの人たちが集まる島として知られていたが、私としてはそうでない人たちにもっと、この美しい海と白いパウダーサンドの島を体験してほしい。 |
 |
レダンはティオマン島やランカウイ島と比べると日本ではまだあまり知られていない。私の日本の友人も2月にハネムーンでランカウイ島を選んだ。免税店など買い物に便利だったり、ゴルフ場があったり、立派なスパがあったり、滞在者を飽きさせない魅力がある。しかし、レダンはひたすら海、海、海。いろいろ体験したい旅行者には海ばっかりで物足りないと感じるかもしれない。でも裏を返せば観光地独特の煩わしい騒がしさから解放され、本当の意味のリゾート気分を味わって、のんびり贅沢な時間を過ごせて、クアラルンプールからも一気に近くなったので穴場のリゾートといえる。
<宿泊、パッケージ等のお問い合わせ>
BERJAYA REDANG BEACH RESORT
P.P. Box 126, Main Post Office, 20928
Kuala Terengganu, Terengganu Darul Lman
Tel:09-697 3988 Fax:09-697 3899
BERJAYA HOTEL&RESORT
6th Floor, Menara Berjaya, K.L.Plaza
179 Jalan Bukit Bintang, 55100
Kuala Lumpur
Tel:03-2142 9611 Fax:03-2144 2527 |
<本稿は日馬プレス第275号(2004年6月1日)に掲載されたものです。> |