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「グリーンピース・ジャパン」の行為は
テロリストの発想 |
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渡邉明彦 |
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「グリーンピース・ジャパン」という環境保護団体のメンバー2名が4月16日、青森県内の西濃運輸青森支店の配送所に無断で進入し、鯨肉23.5kgが入ったダンボール一箱盗んだとして逮捕された。佐藤潤一容疑者(31)は調査捕鯨船の乗組員による鯨肉横領を告発するために、証拠物件として持ち出したといっている。グリーンピース側は不当逮捕と反発している。
西濃運輸の配送所に無断で進入するのは、不法侵入であり、無断でダンボールw持ち出せば窃盗になるのは子供で分かる理屈だ。2名は持ち出しの事実を認めながら、「盗んだわけではない。証拠品として持ち出した」というのが不当逮捕を主張する理由らしい。
家屋や事務所などを捜索すること、証拠物件を押収することが許されるのは、裁判所の許可(令状)を得た警察・捜査機関にのみで、一般人には許されない。警察であっても、令状なしに証拠物件を押収すれば、刑法犯として告発される。
グリーンピースは日本の主張する捕鯨解禁や、調査捕鯨に激しく反対している。2008年1月に日本の調査捕鯨船「日新丸」に酪酸ビンを投げ込み襲撃し、日新丸に乗り込み2名が逮捕された「シーシェパード」は、グリーンピースを脱退したメンバーが設立している。「シーシェパード」は、1986年にアイスランドの捕鯨船を撃沈するなど、目的のためなら手段を選ばない狂信的攻撃的団体。狂信的なのはグリーンピースも同様だが、暴力による攻撃性はグリーンピースのほうが低いと見られていた。
自分や所属する集団が正しいと信ずる目的の達成のために、例え非合法であっても手段を選ばずに突き進むやり方は「テロリスト」そのものだ。戦前の日本でも、自らの政治信念によって、軍の青年将校や右翼集団が時の首相などを殺害している。戦後も社会党の浅沼稲次郎が講演中に右翼青年に刺殺されたり、安倍前首相の祖父の岸信介首相が負傷したり、長崎の伊藤市長が選挙中に殺害されている。テロリスト集団は特定の宗教的集団であったり、思想集団だったりすることが多い。ときには国のリーダーの狂気によって国家そのものがテロ国家となってしまうこともある。アメリカが「テロ支援国家」と名指しする北朝鮮などは「テロ国家」と改めるべき無法を継続している。
宗教的集団であっても思想集団であってもテロ集団の主張には、その集団以外の数十億の人たちの大多数は理解を示さない。自分たちが正しいとする信念のために、罪のない人たちを巻き添えにする無差別殺人を許すわけがない。環境保護を訴えるグリーンピースも、捕鯨の是非については賛否が分かれている。鯨がダメだというなら牛や豚はどうなんだ。韓国やベトナム、中国のように犬を食べて、それを文化だと言い張る国もある。中国ではサルの脳みそを食べる人たちもいるし、文化大革命の時代には紅衛兵に糾弾された富裕階級いや知的階級の人々を殺して、その肉を食していた。グリーンピースが中国や韓国などを糾弾したという話は聞かない。
グリーンピースなど、多くの環境保護団体は脅せば金になる、例えば、日本という国を脅せば、あるいは有名な日本企業を脅せば、糾弾されそうな企業の中から団体に大金を寄付するものも出てくる。寄付をして免罪符をもらった企業は叩かれない。彼らはそうして資金を集めていると言われている。
だから、他人の建物に不法に侵入したり、他人の所有物を無断で持ち出すのも正当な行為であって、犯罪ではないと信じているのだろう。これこそ、テロリストの発想だ。 |
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