これはコンドミニアムやクラブ施設に無関係のものが立ち入れなくする、安全対策が当初の目的だ。と同時に、車の持ち主のステータスシンボルでもある。社会的に上位であることを誇示したがるのは人間の本能だから、運転しづらいだろうなと思えるほど大量にステッカーを貼ることに抵抗はない。
メンバーのステッカーがなければ入場できない。そんな上流階級、特権階級専用のクラブのメンバーであることを誇りに思うのは、わが日本人も例外ではない。ステッカーをフロント・ウインドウにベタベタ貼っている。 |
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リアー・ウインドウのステッカーも運転しづらいと思うのだが、ずいぶん貼ってある。
最近増えたのが、大学名のシールだ。マレーシアの大学だけじゃなく、アメリカの大学名を貼っている車もある。自分はインテリ階級であることを誇示したいのか、それとも、ただあこがれの大学名を貼っているのか、分からないけれど、とにかく多い。ただ、なぜか、これだけは日本人は真似をしない。性格的にシャイなのだろう。また、日本では一流大学出身者が賄賂を贈った、もらった、横領したで逮捕されていることも影響しているからかもしれない。
無関係な企業や商品の宣伝のステッカーをありがたそうに貼っているのには、理由が分からない。宣伝料をもらわなきゃ、採算が合わない。うしろが見にくいというのは危険が増すということなのだから。 |
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本稿は日馬プレス第257号(2003年9月1日)に掲載されたものです。 |