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クアラルンプールで2、3ケ月も生活したひとなら、朝、自宅から会社に向かう途中、いつも見慣れた交通信号が無残に破壊され、残骸になっているのを見たことがあるだろう。土台のコンクリートごと根こそぎ倒され、赤、黄、青の信号が砕け散っているのを見て、「だれが?」、「いつ?」と疑問に思ったひとも多いはずだ。
深夜から早朝にかけて、居眠りドライバーや酩酊ドライバーが衝突した名残だ。当然、車のエンジンルームは目茶苦茶に壊れる。ドライバー自身も同乗者も無傷ではすまない。痛くても、苦しくても、交通警官が来る前に処理しないと信号の修理代から飲酒運転の罰金まで余計に払わなければならなくなる。それでなくても自分の車の修理代を考えると頭が痛いのだ。これ以上、財布に負担をかけないために、修理業者を呼び、事故車を消し去る。
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