迷惑車両にクラクション、怖いお兄さんに脅される

 道路の真ん中に車を停めて、前後の車を動けなくして、ひとを乗り降りさせている車があった。「ちょっと端によれば他の車の通行の邪魔にならないのに」という場所で停車したのだ。のんびりと乗り降りしているのを見て、待たされた車の列からクラクションが鳴りはじめた。そうしたら、ドアがひらいて運転手がでてきて、前後の車をにらみつけ、「文句があるのか」とすごんで見せた。  
 走行中に無茶苦茶な割り込みをしてきた車にクラクションを鳴らして警告したら、追いかけてきて怒鳴られた。  
マレーシアでは法律違反、マナー違反の車両に警告するためにクラクションを鳴らすと、逆に脅されるのだ。クラクションを鳴らすということは喧嘩を売るということらしい。どう考えても悪い方の車が居丈高になる。「まるで、日本の北にある盲腸の形の半島の根っこの方の国の政府みたいだ」と感じた経験のある人も多いはずだ。「いや、マレーシアにいる日本人だって、同じようなのがいるよ」ということを知っておいた方がいい。ただ、比率が桁違いだというだけだ。

 

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本稿は日馬プレス第262号(2003年11月16日)に掲載されたものです。