ラサ・マレーシア(日本語)

http://rasamalaysia.at.infoseek.co.jp/
 


 

 東京外国語大学のマレーシア専攻科出身、ぴろりんさんのマレーシア研究サイトページだ。タイトル「ラサ・マレーシア」とは、マレーシアを味わう・感じる・知るという意味で、その名の通り、この流暢なマレー語を駆使しての現地研究の本格的報告内容は何かと勉強になるに違いない。
 メインページの、<ショートカット>から行ってみよう。新聞のマレー語では新聞で使われているマレー語を学ぶ、文献解題ではマレーシア関連の文献解題、ちょっと少ないのが残念だが、政治動向を中心にニュースを整理・解説したニュースコラム、マレー語口語表現では、教科書では学べない口語マレー語が。教室ではあまり教わらない口語表現を連載形式でとりあげているので、なかなか生きたマレー語を知ることができ、とても必見メニューだ。
 何気なく使う日常のマレー語表現をたくさん覚えておくと便利なもので、特に我々外国人にとってその国の国語を知っているということは、有利なことも多いし、マレーの女の子を引っ掛けやすいかもしれない(おっと、口が滑った)
 

 
 <マレーシアを味わう・感じる・知る>では、フォトギャラリー マレーシアの雰囲気を伝える写真集や、一味違う首都:クアラ・ルンプール案内、マレーシア留学・生活・観光情報、マレーシア歳時記 マレーシアでの生活の様子、宗教の共存、街角の風景からの一部には、主宰者が「(省略)・・・・帰り道、家の前にでている新聞スタンドでマレー語の新聞を買った。すると、店主のインド系のオヤジが話し掛けてくる。「おまえはマレー語が読めるのか?うちのカミさんが、よくマレー語の新聞を買っていく日本人らしい人がいるけど、そんな日本人いるのか、と言っててね。」マレー語の新聞はだいたい毎日読んでいるといったらば、「それはすごいね。マレーシアにいるならマレー語が話せると違うからな」オヤジは私の買う新聞を覚えてくれていたらしい。マレー語の新聞を読む日本人が珍しいのだろう。その後、オヤジは満面の笑みでバイと言ってくれた。マレー語ができるとマレーシアの人はすぐに壁と取っ払ってくれる。そもそも人なつっこい人が多いけども、壁の取っ払い具合が違う気がする。なんのことは無い日曜日だけども、そんなことが幸せに感じた日」(引用)と語っている部分もあるように、日常の風景の中、普段の何気ないやり取りにも、ほのぼのとした生活感が表現されているように思う。
 <宗教の共存>も読んで価値あるものだろう。
 例えば、日本でイスラムといえば有名な「右手にコーラン、左手に剣」、このたった二つのフレーズでイスラームに対する一般人の捉え方やイメージが違ってしまい、イスラム教という背景に無知な日本人に対して、重大な誤解を生んでいるだろうというようなことや、 キリスト教徒の祈りのシーンは、神聖な、厳かな雰囲気で報道されているのに対して、ムスリムがメッカの方向へ祈るシーンは、どことなく、違う怖い、といったイメージで報道される、などといったことだ。
 ここには、マレーシアの多宗教共存の楽しさや、イスラム制約とは縁遠い世界の部分、マルチエスニック社会マレーシアの知恵、マレーシアの中の日本人、などなどと主宰者が実際に見て、体験して、感じたことが等身大で詰まっている。

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本稿は日馬プレス第252号(2003年6月16日)に掲載されたものです。