クアラ・ガンダ ゾウ保護区(全英語)
 

 象の歴史は、恐竜時代が終わって哺乳類が誕生してからすぐ、数百万年の進化を通し約150種もあったそうな。このボディサイズ、陸の最大の哺乳類は、現代の世界ではたったの2種しか残っていない。すなわち耳の大きいアフリカゾウと小柄なアジアゾウだ。

 現在、マレーシアでも現代化が進み、象が自由に歩き回れる森林も少なくなっている。
 森の中だけで暮らしていたゾウたちが、人里に出ては農園の作物を食い荒らしたり、時には人家を破壊するということもここではしばしば、ニュースで聞くだろう。
 そこで、このリロケーティング。森の外に出てきてしまった象や、仲間からはぐれてしまった象、母親を失った子象などを生け捕りにして、大人なら広い森林が残っている場所まで運び放したり、子供の場合は一匹では生きていけないので、ひとり立ちできるまで、クアラ・ガンダゾウ保護区で世話をしている。
 リロケーティング・チームが形成されたのが1976年、同保護区は、政府の所有地で、センターはその後1989年に正式に創設された。それまで、はた迷惑な象は単に射殺されていたわけだが、象の人口が激減していることに気がついた政府は、あわててチームを形成したというわけだ。今では、象は絶滅危険種なので、野生生物保護法1972年下で保護されている。そして、2000年には、非営利・非政府団体Malaysian Elephant Appeal が、状況を改善させるために形成された。野生の象は、500頭という危機数だったが、その後1200頭に、そして今では2000頭に増えたと言われている。チームはこの25年間で400頭をリロケーティングしてきた。


http://www.elephantappeal.org/
 ここはMalaysian Elephant Appealのページ、同保護区について、現在いる象のバイオグラフィー、基金について、将来のプロジェクト予定などが出ている。チェーンをつけられると、ストレスに陥ってしまう象たち、精神的に敏感な象達をいかに自然に近く世話をすることができるか、1日に225kgも食べる象の食費は?それも寄付金に頼るしかないのか。

http://www.journeymalaysia.com/MR_ecenter.htm
 ここは、ジャーニー・マレーシアというページで、パハン州の観光地として保護区の紹介が見られる。体験談や、場所についての詳細、車、バスと行き方もかなり詳しく出ているので、プリントして持参すれば、簡単に行けるだろう。

http://www.jkr.gov.my/BENCANA/MAP/IMAGE/PAHANG/C4.jpg
何もおもしろくないものだが、ついで、パハン州の地図だ!

http://www.pahangtourism.com.my/tropical/attractions/kgandah.html
 ここは、パハン州政府観光局のページなどの紹介で、同保護区については、コマーシャル的にさらっと伝えている。

http://www.boh.com.my/pl/pubdoc/2121
 さて、マレーシアの有名なお土産品、テーボー。象とテーボー社が何で関係あるの?と首をかしげなさんな。 マレーシアの国立公園や保護区を管理している野生生物国立公園局(DWNP)は、スミスソニアン研究所とテーボー社とパートナーシップと結び、象についてデータを収集しはじめた。その後パートナーシップは、衛星追跡プログラムを設立した。衛星追跡によって、象の移動・行動を追跡できるため、森林に放した象はその後大丈夫か、またアジアのゾウ人口を保護することにも役立っている。サイト内の象の絵はセンスが光っていて、全部かわいらしい。象がイングリッシュ・ハイティーを!
ぜひとも多くの方に読んでいただきたいというわけで、すべてのこと極むれば、おのずとそこに道あり。これから象道を目指したい、という皆さん(そんなのあるか!)上記サイトにぜひどうぞ!クアラ・ガンダ ゾウ保護区の様子については、★半径500mのマレーシアンライフ(123)にも紹介されているので、そこも読んでね。

 

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本稿は日馬プレス第257号(2003年9月1日)に掲載されたものです。