マレーシアのコラム満載、山村雅康氏のサイト
──自然摂理との対話、その哲学──

 

   
 

山村雅康氏のサイト
http://yamamura.info/top.html
janjanからの連載コラム
http://www.janjan.jp/column/yamamura/list.php


ジャンルを問わず興味のあることは何でも追いかけ、様々な活動を行っている筆者の知人、山村雅康氏が書いている「じゃんじゃん」のコラムと、同氏自ら主宰をしているサイトを紹介したい。山村氏とマレーシアの関係は、昨年からであり、あまり深くはない。2003年8月にクアンタン近郊のスンガイレンビンでバイクの競争が行われたのをきっかけに、競技の出場はもとより、周辺環境を取材し、マレーシアという国にとても深く興味を抱いたのが、マレーシアとの付き合いの始まりだ。
しかし、それ以来2年間で4回もマレーシアを訪問し、その旅の濃さと日本との社会比較分析、洞察の深さは、その読み応えあるコラムでわかるだろう。山村氏は、マレーシアの森林と海の波動にインスパイアを受け、色々な意味でマレーシアにはとても惹かれるものがあると語っている。

もともと、自分と波長の合った大地から活性力を取り込んで還元する、という目的のために、好きな場所を転々としており、静岡県の朝霧高原で5年暮らした後、2000年から沖縄に移り住んでいる同氏は、20代からずっとモータースポーツの世界に身を置き、30代からそれを職業にするようになった。プロのラリーストとしてアフリカで行われるラリーに16年間出場。選手として競技に出場しながら、同時に他の選手へのインタビューアフリカや南米の紹介を、雑誌やテレビなどで発表しながらいつのまにか、モノを書くということと、写真を撮ること、そしてそれをメディアで発表するということを学び、そしていつのまにか仕事にしている。
ジャーナリスティックな活動は、そのきっかけこそモータースポーツというジャンルを通してからのことだが、現在では沖縄時事問題、海洋生態系、自然暮らし、ダイビング、社会福祉など幅広く、そして興味があることだけを熱く実行している。

<自然暮らし><移住について>のエッセイは同氏の人生観やスタイルが最も伝わっているコーナーだと思う。どこもお勧めだ。その他にも沖縄本島南部、玉城村が活動拠点の<ダイビング>。ここでダイビングメディテーションの研究を行なっている自然活性力研究所についてが紹介されているが、それはラリーの時にアフリカの砂漠で学んだ自然からの啓発をきっかけに始まったライフワークのひとつ<ヒーリング>とリンクしている。またその<ラリー>も、ダイナミックでおもしろい。<移住について>は、住をテーマに日本中を見て歩くという、一般的な紀行文とはいささか異なる視点で連載。マレーシアに訪問した時の五感で感じたエッセイ「マレーシア〜森と海の国のいま〜」は、JANJANコラムのコーナーで読むことができる。JANJANは、市民が報道者になってニュースを送るNPO型インターネット新聞だ。

山村氏にとって常に帰結するべきところは社会福祉としてのヒーリングだ。つまり、バイクで競争すること、取材・執筆・撮影する、ダイビングのインストラクターとして海洋自然の啓蒙活動を行う、WEBデザイナー、知的障害者の水泳講師、などなどが現在の仕事だが、その全てが社会福祉ヒーラーとしての一点に集約される、ということだ。
同氏の生活の一部になっているダイビングやラリーについて、そしてヒーリングについてと、砂漠や海中、自然というステージは違っているものの、そこで自然の摂理を知り、自然に学ぶ、このことこそ、氏の原点とも言えるべきだし、人生の醍醐味と言っているのではないだろうか。

 

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本稿は日馬プレス第282号(2004年9月16日)に掲載されたものです。